エックスサーバーにMacのターミナルでSSH接続する方法を紹介します。
エックスサーバーでの設定
SSH設定(エックスサーバー公式マニュアル)の「サーバー上で公開鍵認証用鍵ペアの生成を行う場合」を参考に、秘密鍵(ファイル名:サーバーID.key)のダウンロードを行います。
公開鍵認証用鍵ペアを生成する際に設定したパスフレーズは忘れないようにしましょう。
Macターミナルから接続する
Macのターミナルから、ホームディレクトリに .ssh
フォルダを作成し、そこにダウンロードした秘密鍵をリネームして保存します。リネーム後の名前は id_rsa_xserver
として以降の話を進めます。
$ mkdir ~/.ssh
$ mv ~/Downloads/サーバーID.key ~/.ssh/id_rsa_xserver
次に「.ssh」フォルダと秘密鍵のパーミッションを変更します。
$ chmod 700 ~/.ssh
$ chmod 600 ~/.ssh/id_rsa_xserver
これで、接続準備は完了です。
それでは、実際に接続してみます。XserverにSSH接続するには、以下のコマンドを打ち込みます。
$ ssh -l サーバーID -i ~/.ssh/id_rsa_xserver サーバーID.xsrv.jp -p 10022
すると、パスフレーズの入力を求められます。
Enter passphrase for key '/Users/MacのユーザーID/.ssh/id_rsa_xserver':
ここで、公開鍵認証用鍵ペアを生成する際に設定したパスフレーズを入力し、以下のように表示されれば接続成功です。
Last login: Sun Jul 11 21:00:00 2021 from xxx.xxx.xxx.jp
[サーバーID@svxxxx ~]$
SSH接続を簡略化する
このままでは接続するコマンドが長いので、SSH接続設定を設定ファイルに記述して、簡単なコマンドで呼び出せるようにします。
.ssh
フォルダに config
ファイルを作成します。ファイルの作成は vi で行います。
$ vi ~/.ssh/config
(もし、viの使い方がよく分からない場合は、ホームフォルダで、command
+shift
+ .
を押してみてください。そうすると、隠しフォルダが表示され .ssh
フォルダにアクセスできます。.ssh
フォルダにアクセスできたら、以下の内容を記述した config
ファイルを作成します。)
~/.ssh/config
ファイルに以下を記述します。
Host xsrv
HostName サーバーID.xsrv.jp
Port 10022
User サーバーID
IdentityFile ~/.ssh/id_rsa_xserver
ServerAliveInterval 60
ここで ServerAliveInterval
は、60秒ごとにサーバーに「切れてませんよ」と伝えてくれるコマンドです。こうすることで、SSH接続の自動切断を回避します。
設定ファイルを作成したら、以下のコマンドを打ち込むことで設定が呼び出され、XserverにSSH接続ができるようになります。
$ ssh xsrv
Tera Termから接続する(Windows)
Windowsから接続する場合は、SSHソフトの設定(Tera Term)(エックスサーバー公式マニュアル)を参考にしてください。